いまさら聞けない?リフォームとリノベーションの違い2024年01月23日
住まいを修繕することについて、「リフォーム」と「リノベーション」という言葉を聞くことは多いと思いますが、その違いってご存知ですか?
今回は似ているようで実は違う、リフォームとリノベーションの違いについてのお話です。
リフォームとリノベーションの違い
リフォームとは
新築時はキレイで設備や性能が最新だったお家も、長年住んでくるにつれて汚れが目立ってきたり、設備が故障したり、老朽化によって性能・価値が落ちてきます。
そんなふうに新築時はベストな状態だったのに、老朽化によって発生した不満や問題点をリフォームによって補修・交換することによって新築の状態にもう一度近づけるのです。
つまり、一度マイナスの状態になったものをゼロの状態に戻すことが「リフォーム」なのです。
リノベーションとは
それに対して、リノベーションでは老朽化で発生した不満や問題の解決に加え、ライフスタイルや家族構成、時代の変化によって求められるニーズに対しても、間取り変更までできる大規模な工事で対応することができます。
ただ古くなったものを新しくするだけでなく今の住まいに新しい機能を付け加え、より住む人にとって暮らしやすい家に作り替えることができるのです。
現状にプラスアルファの価値を付加し、より価値のある家に生まれ変わらせるのが「リノベーション」です。
お家全体をリノベーションするような工事では柱や梁だけを残したスケルトンの状態にまで解体し、そこから家を再度作り上げていきます。
そのため、現状に対して間取りやデザインに大きな変更を加えたプラン作りが可能です。
リフォームとリノベーションはどちらがいいの?
リフォームとリノベーションでどちらがいいかということは一概に言えず、住む人の目的によってどちらを選ぶべきかは大きく変わってきます。
現状の間取りや性能自体には不満がないが、古くなった部分をキレイにしたい、調子の悪くなった設備を取り替えたいという方はリフォームを、
仮に新築時の状態まで戻ったとしても不満が残る、断熱などの性能面をアップしたい、現在の間取りでは生活に不便があるという方にはリノベーションがオススメです。
人に例えると、リフォームは怪我や病気をしてしまった体を治療によって元の健康な状態まで治すこと、リノベーションは健康な状態からさらに筋トレや学習によって今の自分を高めるようなイメージとなります。
リノベーションをするくらいなら新築の方がいい?
中古物件を買って大規模なリノベーションを行うためにかかる解体の費用などを考えると、更地に新築を建てる方が安くできるのでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。
実際に新築をメインにされている工務店やハウスメーカーから、築古の物件をリノベーションするくらいなら新築にした方がいいですよと勧められたという方もいらっしゃいます。
ですが、リノベーションの場合は解体するといっても基礎や柱や梁・屋根など、そのまま使える部分を多く残すことができるため、耐震補強や屋根の補修などの費用をいれたとしても同じ間取り・仕様の新築よりもかなり費用を抑えることが可能です。
こういったから点からもリノベーションと新築を比較検討する際はリノベーションに慣れている会社に相談することが重要となってきます。
なので、新築をご検討の方もリノベーションを選択肢に入れることで、予算を抑える・更地だけでなく選べる物件の幅が広がるなどのメリットがあります。
洛斗コーポレーションのリノベーション事例
では、リノベーションでどこまでお家が変わるのか、当社の事例をいくつかご紹介いたします。
東京・浅草の事例です。
外壁や玄関も全て交換し、窓の位置も変更して落ち着いた趣のあるデザインの外観となっています。
ボロボロだったキッチンも、なぐりの床材や広々としたカウンターを設け料亭をイメージさせるおしゃれなキッチンに生まれ変わっています。
天井も老朽化し、窓は破損した部分をベニヤ板で塞いでいるような状態だったお部屋を、無垢の木の床が気持ちのいい、天井の高い開放感のある空間に仕上げました。
他にも、当社の事例を事例ページでご紹介しておりますので是非ご覧ください。
住む人が快適な生活を送れる手段で、最適なお家づくりを
リフォームとリノベーションは一見似ているようで、その目的も手段も大きく違います。
住む人が求める内容によってリフォームやリノベーションの必要性を見極め、どんなふうにお家を修繕するか費用とのバランスを見ながら計画する必要があります。
とはいえ、何を選べば自分達が求める暮らしを選べるかというのはなかなか判断がつかないかと思います。そんな方達のために、私たちのような経験豊富な家づくりのプロがいます。
今のお住まいに不満を持たれている方、新しい場所で家づくりを考えている方、ぜひ一度洛斗コーポレーションにご相談してください。
きっとあなたの理想の家づくりのヒントが得られると思います。